わが国は、鉱物資源の乏しい国にも拘らず、その応用と消費に関しましては高度に発達しております。また、鉱物資源が乏しい故、その供給(輸入)は、沢山の国々から仰ぎ、且つそれらを加工することにより超付加価値品に変換させて大々的に消費しております。
一方では、高度な教育水準に恵まれた国民がいて、ハッキリと区分された四季の中、きれいな海に囲まれた優れた環境(資源)にも恵まれております。
このような環境の中で、如何に合理的な企業活動をするかということは、先人から受け継いだ自然環境を次世代にもっときれいにして引き継ぐという命題を実行することであると考えます。
当社は、ほぼ100%を海外へ依存せねばならない希少金属と包装資材(Big Bag)及びその周辺分野を中心に活動をしており、少なくとも日本において消費されたそれらの再生・活用では、『プロの原料屋』としての責任を自覚しております。
更に、高度に成熟しつつある工業国日本は、多岐にわたる技術・人材に溢れ、その再生と応用につきましても、当社の重要な目標とすべき仕事であります。
これは、高度に発達した工業技術の変換、改良、応用、そして人材活用、加えまして時代にあった新しい発想による合理的に安全且つ完全な有限資源である希少金属の合理的商業リサイクルシステムを構築することが、前世紀からの宿題であり、また同時に今世紀での重要な課題であります。
当社は、日常業務を通して、一つ一つ小さいことを積み上げて、若々しく変化するであろう需要家に安定供給を行うことで、この重要課題を次の世代を担う若人と共に様々な方々からご支援、ご協力を賜りながら、失敗を恐れず積極果敢に挑戦し続けて参ります。
代表取締役社長 駒谷 光豊 |